Trust: Crypto & Bitcoin Wallet 稼げる？アプリを調査

Trust: Crypto & Bitcoin Walletとは

Trust Walletは、ビットコインやイーサリアム、USDTなど多数のチェーンとトークンを一つで管理できるセルフカストディ型ウォレットです。端末に秘密鍵を保管し、NFTやdAppへの接続、ステーキングやステーブルコインの利息機能なども用意されています。ユーザー目線では「複数通貨を一括で扱えて初心者にも入りやすい」がウリですが、使い方やリスク把握が必要です。

稼げる？

「お金を安全に保管・投資するのに最適なアプリです」
「ホットウォレットとしてはTrust Walletは最高の一つです。複数通貨とNFTに対応しており、インターフェースが分かりやすく、安全性の評価も良いです」
「素晴らしいウォレット。本物と同じくらいよく機能します」

口コミを見ると、「資産を保管して増やす」「投資用途で使える」といったポジティブな意見も散見されます。公式のステーブルコインのイールド機能（Stablecoin Earn）など、保有資産に対して利回りを得られる仕組みが追加されている点は、確かに「稼げる可能性」を感じさせます。ただし、実際に利益を得るにはネットワーク手数料やロック期間、プロトコルリスクなどを理解しておく必要があります。ユーザーの中には「うまく機能している」と言う人がいる一方で、手続きや出金で問題が出たという報告も多く、安易に高額を預けるのは避けたほうが無難です。まずは少額での試用と、機能の仕組みを確認することをおすすめします。

セキュリティと不正送金問題

「不正ログイン・送金され、Trust Walletの全仮想通貨150万円分が消失しました。」
「朝起きたら資金が全部無くなっていた。」
「すべての取引にパスワードが必要であるべき。そうすれば不正送金を防げるはずだ。」

セキュリティに関する声は非常に二極化しています。公式機能としては秘密鍵をローカルに保管するセルフカストディ方式で、2段階認証（2FA）ではなく秘密鍵／フレーズの管理が重要です。しかし「勝手に送金された」「朝起きたら資金が無い」といった被害報告は目立ち、端末のウイルスやフィッシング、偽アプリ、あるいはシードフレーズ漏洩が原因になっている可能性があります。被害を防ぐためには、シードフレーズを絶対にオンラインで保存しない、怪しいリンクやSNSの誘導に応じない、端末のセキュリティ（OSアップデート／パスコード）を強化することが必須です。また、万が一不正送金が起きた場合でもブロックや返金が期待できないことが多いため、保有額の上限を決めるなどのリスク管理が重要です。

出金・送金トラブル

「数週間引き出しを試みているが、手動で処理すると言われて24時間待っても振替が完了せず、サポートの返答は『お待ちください』だけだった。」
「$100分のBTCを購入したが、ブロックチェーンで確認されているのにウォレットに届かなかった。」
「日曜日に入金したお金がずっと『処理中』のまま表示されている。」

出金や送金に関する不満も多く報告されています。ネットワーク混雑や手数料不足、対応チェーンの違い（TRC20とERC20など）でトランザクションが失敗・遅延するケースがあります。また、サポート対応が自動応答で終わってしまい、ケースが放置されたと感じるユーザーが目立ちます。対策としては、送金前にチェーンの確認（送金先が対応するトークン標準か）、ガス代の確認、少額でのテスト送金を行うことが有効です。万が一長期間反映されない場合は、トランザクションID（TXID）を控え、ブロックチェーンエクスプローラーで状況を確認したうえでサポートに詳細を提示すると対応がスムーズになります。

手数料と使い勝手

「手数料が高すぎる。一回取引するごとに7ドル以上取られます。」
「ETHを補充するよう表示され続け、5ドルの追加入金を求められる。引き出したいだけなのに追加入金を要求されるのは納得できない。」
「インターフェースが混乱していて、ヒントや手順ガイドがなく分かりにくい。」

手数料やUIの使い勝手に対する不満も散見されます。チェーンごとの最低ガスや手数料の仕組みが理解しにくく、「送金に必要なコストが足りない」とアプリが促す場面で戸惑うユーザーが多いです。特に初心者は、手数料がどの通貨で引かれるのか（USDTかETHかなど）やガスの概念に慣れておらず、想定外のコストに驚くことがあります。使いやすさ向上のためには、送金前にコスト試算を行う、チュートリアルを参照する、または最初は少額で操作を慣らすことをおすすめします。開発側の改善が進めば安定しますが、現状は自己防衛が重要です。

詐欺被害の報告と注意点

「SNSで知り合った人に誘導され15万円を入金。出金できなくなり、さらに50万円入金しないと出せないと言われた。」
「494万円詐欺に遭いました。気をつけて。結局、本当に目に見えているものが全てです。」
「このアプリを財務省に問い合わせたら詐欺アプリとの回答を得た。警察へも確認したところ詐欺と言われた。」

SNSや出会い系からの「もうかる話」に誘導され、Trust Walletや外部DEXを使って資金を移した結果、出金できなくなったという詐欺報告が多数あります。手口としては、最初は少額を出金させて信頼させ、その後に大金を入金させる「徐々にエスカレートする」パターンが多いです。重要なのは「誰かに誘導されて送金することを絶対にしない」ことと、「出所不明のURLやアプリは使わない」ことです。また、アプリそのものが詐欺だと主張する声もありますが、被害の多くは本人の秘密鍵やフレーズが漏れたり、偽アプリやフィッシングサイトを経由したケースです。疑わしい誘いを受けたら即ブロックし、被害に遭ったら警察や消費者センターに相談してください。

Trust: Crypto & Bitcoin Walletはおすすめ？

結論から言うと、Trust Walletを「使うか使わないか」は目的とリスク許容度次第です。
利点としては、多数のチェーン・通貨に対応しており、セルフカストディ（自分で鍵を管理）であるため、取引所に資産を預けるより管理の自由度が高い点があります。ステーキングやステーブルコイン利回りなど資産を増やす機能もあり、機能面では魅力的です。

一方で、レビューにあるように出金トラブル、不正送金、サポート対応の遅さ、詐欺誘導の被害が多く報告されています。特に日本語でのサポートが不十分だと感じるユーザーがいて、海外の誘導や詐欺に巻き込まれやすい点は要注意です。

おすすめする場合は「自分で秘密鍵を厳重に管理できる」「少額から機能を試す」「SNS経由での投資勧誘に絶対乗らない」「送金時はチェーンと手数料を入念に確認する」といった前提が満たされることが条件です。逆に、手続きや英語サポートが負担であったり、完全に安全な環境で運用できない場合は、より日本語サポートが充実した国内取引所やハードウェアウォレットの併用を検討した方が安心です。

最終的には「メリットを活かすための知識と慎重さ」があれば選択肢として有効ですが、不安が大きい場合は無理に使わない判断も正しいと言えます。

編集部のまとめ

レビュー全体を見ると、Trust Walletは「機能が豊富で多通貨対応」「セルフカストディで自由度が高い」といったポジティブな面と、「出金トラブル」「不正送金被害」「詐欺に巻き込まれるリスク」といったネガティブな面が同居しています。
ユーザー目線では、まずは少額で動作確認を行い、シードフレーズの厳重な保管、怪しいリンクを踏まない、SNSでの投資勧誘には応じないといった基本的な安全対策を徹底することが重要です。
また、英語や海外対応に不安がある場合は、日本語サポートがあるサービスやハードウェアウォレットを併用することでリスクを分散できます。機能的には魅力的ですが、使いこなすにはある程度の知識と慎重さが求められます。安全第一で使うなら選択肢として検討してよいアプリですが、無条件に信頼して高額を預けるのは避けましょう。