ビットコインならSBI VCトレード｜暗号資産（仮想通貨）料金は？アプリを調査

ビットコインならSBI VCトレード｜暗号資産（仮想通貨）とは

SBIグループが提供する国内運営の暗号資産取引アプリです。ビットコインやイーサリアムをはじめ豊富な銘柄に対応し、積立・ステーキング・貸暗号資産などのサービスも利用可能。初心者向けの分かりやすい表示を目指している一方で、アプリの操作性や表示周りに改善要望が寄せられています。

料金は？

「口座開設手数料や口座維持手数料、入出金手数料が無料という点は嬉しい。」
「入出庫（暗号資産の預入/送付）手数料が無料なのはコスト面でありがたい。」
「表示価格を設定できるのは唯一の良心なので、売値に指定しておけばぬか喜びしないで済む。」

料金面については「各種手数料無料」といった公式の案内や、ユーザーからも入出金・口座維持の手数料がかからない点は評価されています。確かに初期コストや維持コストが抑えられるのは長期運用や少額から始めたい人にとって大きなメリットです。ただし、ユーザーの声を見ると販売所と取引所の価格差（スプレッド）に対する不満も目立ちます。手数料そのものが無料でも、実際の売買で適用される価格差が大きければ実質コストは高くなります。したがって「手数料無料」は魅力的ですが、使い方（販売所か取引所か、どの銘柄か）によって実際のコスト感は変わる点に注意が必要です。

使い勝手（UI／操作性）は？

「板取引ができるようになったのは嬉しいです。今後のアップデートにも期待したい。」
「取引が楽しくなる使いやすさを目指しているという点は好印象。」
「web版の取引所は使えたので、アプリ版にも同等の機能が来ることに期待している。」

UIや操作性については賛否両論ですが、ポジティブな意見としては「板取引の実装」や「使いやすさを意識した設計」を評価する声があります。特に板取引は短期売買や価格を意識した取引を行いたい人にとって重要な機能です。一方で多くのユーザーはチャート設定が保存されない、表示がリセットされる、並び順が勝手に変わるなどの不満を挙げており、日常的に使う上での細かいUX改善が求められています。結論として、基本機能は揃いつつあるものの、安定して快適に使える洗練されたUXにはもう一段の改善が欲しいところです。

チャート・テクニカル機能は？

「チャート描画にTradingViewを採用したのは嬉しい。」
「わかりやすさを追求したチャート画面で取引できる点は良い。」
「チャートを確認しながら投資できる設計は初心者にも助かる。」

チャート機能はTradingViewの採用など、表示そのもののクオリティは評価できます。多くのユーザーが「チャートで確認しながら取引したい」と考えているため、視覚的に見やすい点はプラスです。ただし実運用ではインジケーター設定が保持されない、バックグラウンド復帰でチャートが表示されない、色設定がリセットされるなどの不具合が報告されています。つまり「見た目・機能自体は良いが安定性とカスタマイズ保存が課題」という状況です。チャートを日常的に使う人ほど、設定の保持や読み込みの安定化を強く望んでいます。

取扱銘柄・サービス（積立・ステーキング・貸コイン）は？

「国内トップクラスの取扱い銘柄数で、選べる銘柄が多いのは魅力的。」
「ステーキングは特別な手続きなしで保有するだけで報酬が得られる点が良い。」
「500円から始められる積立は暗号資産初心者に優しい。」

銘柄数やサービス面は強みです。多くのアルトや主要通貨が揃っているので、好みや戦略に合わせた投資がしやすい点は評価できます。さらに積立が少額から可能、ステーキングや貸コインといった付帯サービスがあるため、中長期運用で利用したい人には魅力的な選択肢です。ただし一部ユーザーからは「取引所機能がアプリに無い」「販売所のスプレッドが大きい」といった指摘もあり、銘柄の多さだけでなく実際の取引コストや取引環境（販売所 vs 取引所）の使い分けにも注意が必要です。

安定性・サポートはどう？

「SBIグループ運営で金融庁登録済みという点は安心材料になる。」
「24時間365日取引可能（メンテナンス除く）という点は利便性が高い。」
「公式のFAQやサポートページが用意されているのは心強い。」

安定性やサポート面では「SBIグループ」「金融庁登録」といった信頼性がユーザーに安心感を与えています。また恒常的に取引できる点やFAQの整備もプラスです。しかし多数のレビューで「アプリがフリーズする」「メンテナンス時間が予告なく延びる」「アプリが開けない」といった不満が寄せられており、特に取引タイミングに関わるダウンや表示不具合は深刻です。信頼性のある運営母体がある一方で、アプリ側の安定化とサポート対応の迅速化は優先課題だと感じます。

ビットコインならSBI VCトレード｜暗号資産（仮想通貨）はおすすめ？

結論から言うと、「おすすめかどうか」は使い方と期待することによって変わります。

まずメリットとしては、SBIグループの運営・金融庁登録があり、取り扱い銘柄が豊富で、積立やステーキング、貸コインなど長期運用向けの機能が揃っている点が挙げられます。手数料部分では口座維持や入出金が無料という公式の利点も大きく、少額投資や安心感を重視する人には魅力的です。

一方、気を付ける点も明確です。多くのユーザーレビューで指摘されているのはアプリの安定性（フリーズや表示不良）、チャート設定が保存されない、販売所のスプレッドが大きく実質コストが高くなりやすい、といった項目です。特に頻繁に売買する短期トレーダーや、価格差を厳密に管理したい人にとっては現状のアプリは不満が出やすいでしょう。取引所機能がアプリに十分に実装されていない場合は、PCのweb版や旧アプリを併用する必要があるケースもあります。

おすすめ度をわかりやすくまとめると、長期保有・積立・ステーキングを考えていて、SBIという運営母体の安心感を重視するなら「試してみる価値はある」が、短期売買中心で高頻度に使う人や、アプリの操作性・チャート環境に厳しい人には「改善が進むまで別の取引所も検討したほうが良い」と言えます。

もし利用を始めるなら、販売所のスプレッドや取引手数料相当のコストを事前に確認し、重要な売買はweb版の取引所（可能なら）や板取引が使える環境で行うなどの対策をおすすめします。

編集部のまとめ

全体の口コミを総合すると、SBI VCトレードは「サービスの基盤（銘柄数・積立・ステーキング・SBIの信頼）」という強みを持ちながら、アプリのUXや安定性、販売所のスプレッドなど実運用で使い勝手に差が出る点が目立ちます。

ユーザー目線では、初心者でも始めやすい機能や低い初期コストが好評ですが、日常的に使うアプリの「細かい使い勝手（チャート設定の保持・表示の安定・並び順の維持）」が改善されればより強力な選択肢になります。開発側がアップデートでこれらの課題に真摯に対応すれば、SBIのブランド力と機能群がより活かされるでしょう。

つまり、「長所は大きいが、短所も明確。用途に合わせて評価が分かれる」というのが編集部の見立てです。