フリマアプリとしておなじみのメルカリでは、ビットコイン取引に加えてイーサリアム(ETH)の売買もできるようになりました。少額から始められる手軽さと、メルカリの売上金やポイントをそのまま使える利便性で、暗号資産デビューの入り口として注目を集めています。
ところが、いざアプリを開いて「イーサリアムを買おう」と思っても、取引画面にイーサリアムが表示されない、メニューからたどり着けない、といった声が少なくありません。本記事では、メルカリでイーサリアムが出てこないときに考えられる主な原因と、その解決手順をまとめて解説します。あわせて、メルカリでイーサリアムを保有する際の魅力やお得な機能についても紹介します。
メルカリでイーサリアムが取引できる仕組み
メルカリの暗号資産サービスは、グループ会社が運営する暗号資産交換業者を通じて提供されています。利用者はメルカリアプリ内から口座を開設し、本人確認を済ませることで、ビットコインやイーサリアムなどを1円からの少額で売買できる設計です。
サービス開始当初はビットコインのみの取り扱いでしたが、その後イーサリアム、リップルと取り扱い銘柄が拡大されてきました。フリマで得た売上金や、銀行口座からチャージしたメルペイ残高を直接購入資金に充てられるため、新たに別の取引所で口座を開く必要がない点が大きな特徴です。
イーサリアムは2024年から取り扱い開始
イーサリアムは2024年5月にラインナップへ追加されました。これにより、ビットコインに加えて時価総額トップクラスの暗号資産にも、慣れ親しんだメルカリのアプリ画面から直接アクセスできるようになっています。
つまり、アプリ内に取引画面の入り口は確実に用意されているはずなのに、イーサリアムが見当たらない場合は、表示の切り替え方や利用条件のどこかでつまずいている可能性が高いといえます。次の章から、具体的に確認したいポイントを順に見ていきましょう。
メルカリでイーサリアムが出てこない主な原因
「ビットコインの画面までは出るのにイーサリアムが見つからない」「そもそも暗号資産の項目が見えない」など、症状はさまざまです。代表的な原因は次のようなパターンに整理できます。
- アプリのバージョンが古く、新機能が反映されていない
- 取引画面で銘柄切り替えの操作を行っていない
- 暗号資産取引の口座開設や本人確認がまだ完了していない
- 年齢条件などの利用条件を満たしていない
- スマートフォンのOSバージョンがサポート外になっている
- 通信環境やキャッシュの問題で一時的に表示が崩れている
多くのケースでは、これらのうちいずれかをチェックすれば解決できます。それぞれの確認方法と対処法を順番に見ていきましょう。
原因1:アプリが最新バージョンになっていない
もっとも多い原因は、メルカリアプリのバージョンが古いことです。イーサリアムの取り扱いは比較的新しく追加された機能で、機能全般を最新の形で利用するには、アプリを最新版に更新する必要があります。
iPhoneならApp Store、AndroidならGoogle Playのストアページから、メルカリアプリにアップデートが来ていないかを確認してください。アップデートが提供されているのに自動更新が止まっていると、新しい銘柄や画面が反映されないままになります。
アップデートできない場合は再インストール
アップデートボタンが反応しなかったり、エラーが出てしまう場合は、一度アプリをアンインストールしてから再インストールするのが確実です。再インストール後は最新バージョンが適用されるため、イーサリアムの取引画面が表示されるようになるケースがほとんどです。
ログイン情報や購入済みの暗号資産はアカウント側に紐づいているので、再ログインすればこれまでどおり利用できます。心配な場合は、ログインに使うメールアドレスや電話番号、パスキーの情報を事前に控えておくと安心です。
原因2:取引画面の銘柄切り替えに気づいていない
意外と見落とされがちなのが、取引画面内での銘柄切り替え操作です。メルカリの暗号資産取引画面では、ビットコインを含めた複数の銘柄が同じ画面構成で並んでおり、左右にスライドする、もしくは画面下部のボタンを切り替えることで、表示する暗号資産を変更する仕組みになっています。
初期表示はビットコインのチャートになっているため、「イーサリアムが取り扱われていない」と勘違いしてしまうのです。ビットコインの取引画面が開けたら、そのまま画面を横方向にスワイプしたり、チャートの下にあるロゴをタップしたりして、イーサリアムのチャートに切り替えられるかを確認してみましょう。
つみたて画面からたどる方法
取引画面が見つけづらいときは、つみたて設定の画面からたどる方法もあります。イーサリアムには自動つみたて機能が用意されており、つみたて対象の銘柄を選ぶ画面でイーサリアムが選択肢として並んでいるはずです。ここからイーサリアムのページに入れば、現在の価格や保有状況も確認しやすくなります。
原因3:暗号資産の口座開設が済んでいない
メルカリで暗号資産を取引するには、フリマ用のアカウントとは別に暗号資産取引口座を開設する必要があります。本人確認を含む申し込みが完了していないと、購入や保有のための画面には進めません。
本人確認自体はメルカリアプリ内で完結し、すでにメルカリで本人確認を済ませている場合は最短数十秒程度で口座開設の申し込みが完了するように案内されています。ただし、申し込み後に審査が行われるため、結果が出るまでに少し時間がかかることもあります。
審査結果と利用可能になるタイミング
口座開設の申し込みを行ったあと、審査が完了するとアプリ内で取引機能が解放されます。審査中はビットコインの取引画面と同様にイーサリアムも操作できないため、「申し込みは終わったはずなのに出てこない」と感じたら、申込状況や本人確認のステータスをマイページで確認してみてください。
本人確認に使った書類の不備や住所変更などがあると、審査が止まってしまうこともあります。住所や氏名が現在の登録情報と一致しているかをもう一度見直しておくと、スムーズに利用開始までたどり着けます。
原因4:年齢などの利用条件を満たしていない
メルカリの暗号資産取引サービスには、いくつかの利用条件が設けられています。たとえば、年齢に関しては一定の上限と下限が設定されており、未成年や高齢の方が利用できない仕組みになっています。具体的には、18歳未満の方や75歳以上の方は利用できないと案内されています。
このほか、本人確認のレベルや住所、職業の登録状況によって利用可能な機能が変わる場合があります。メニュー上にイーサリアムの項目自体が出てこない場合は、自身のプロフィール情報がサービスの対象範囲に入っているかを確認してみましょう。
家族のアカウントを使うときの注意
家族で同じスマートフォンを共有していると、別のアカウントでログインしているだけで暗号資産の機能が表示されないこともあります。ログインしているアカウントが、本人確認や口座開設を済ませた本人のものになっているかを確認すると、原因の切り分けがスムーズです。
原因5:スマートフォンのOSがサポート外
メルカリアプリには推奨されるOSバージョンが定められており、古いiPhoneやAndroid端末では最新機能が利用できないことがあります。本記事執筆時点では、一定以上のバージョンのiOSやAndroidが必要と案内されており、それ以前のOSではアプリは動いてもイーサリアム関連の機能が制限されることがあります。
使っている端末のOSが古い場合は、まずOSのアップデートを試してみてください。それでも対応バージョンに届かない端末の場合は、サブ端末や家族のスマートフォンなど、対応バージョンを満たした端末から試すと表示されるようになります。
通信環境とキャッシュも見直す
稀にですが、通信が不安定な状態で画面を開くと、暗号資産の取引画面が正しく描画されないことがあります。Wi-Fiとモバイル回線を切り替えてみたり、いったんアプリを完全終了してから開き直したりすると、表示が回復する場合もあります。キャッシュの一時的な不整合が原因のときは、これだけで解決することも少なくありません。
イーサリアムが表示されたら確認したい便利機能
無事にイーサリアムの取引画面までたどり着けたら、メルカリならではの便利な機能も合わせてチェックしておくと、より使いこなせるようになります。
1円から始められる少額購入
メルカリのイーサリアム取引は、1円という少額から購入できる点が大きな魅力です。フリマで売れた数百円の売上金や、たまったポイントの一部だけを使って買うこともでき、暗号資産にこれまで縁がなかった人でも、心理的なハードルを大きく下げて始められます。
自動つみたてで毎月コツコツ
イーサリアムには自動つみたて機能が用意されています。金額・頻度・日付を一度設定するだけで、あとは自動的に買付が行われるため、価格の変動を気にしすぎることなく、長期目線でコツコツ積み立てたい人に向いています。市場のタイミングを完璧に読むのが難しい暗号資産では、定額のつみたては有効な選択肢のひとつです。
持っているだけでポイントがもらえる
メルカリでは、対象暗号資産を保有しているだけで毎月メルカリポイントがもらえる仕組みも提供されています。イーサリアムも対象に含まれており、保有量に応じたポイントが定期的に付与される形です。価格上昇を待つだけでなく、保有自体でメリットが生まれるのは、フリマアプリと暗号資産が結びついたメルカリならではの強みといえます。
メルペイ残高との行き来がスムーズ
イーサリアムを売却した代金は、メルペイ残高として日常の買い物にもそのまま使えます。暗号資産の利益を生活費に充てたい人や、フリマの売上の一部を将来のために残しておきたい人にとって、お金の行き来がアプリ内で完結するのは大きな利点です。
イーサリアムを扱う際に意識したいポイント
気軽に始められるとはいえ、イーサリアムは価格変動のある暗号資産です。短期間で値動きが大きくなる場面もあるため、生活に支障が出ない範囲の余裕資金で取り組むのが基本姿勢になります。
また、暗号資産の損益は税制上の扱いも独特です。一定の利益が出た場合は確定申告が必要になることがあるため、購入・売却の履歴をこまめに確認しておきましょう。長期で保有するのか、こまめに売買するのか、自分なりのスタンスを早めに決めておくと、相場の動きに振り回されずに済みます。
まとめ
メルカリでイーサリアムが出てこないときは、アプリのバージョン、取引画面の銘柄切り替え、暗号資産の口座開設状況、利用条件、OSのバージョンといった観点を順に確認することで、ほとんどのケースで解決できます。フリマで慣れ親しんだ画面からそのままイーサリアムを購入できる手軽さは、暗号資産デビューにとって大きな後押しになります。
メルカリでイーサリアムが出てこない時の原因と解決方法を解説をまとめました
イーサリアムが画面に表示されないときは、まずアプリの最新化と取引画面のスライド操作、口座開設状況のチェックという基本の3点を押さえてみてください。そのうえで、1円からの少額購入、自動つみたて、保有でもらえるポイント、メルペイへのスムーズな出金といったメルカリならではの機能をうまく組み合わせれば、無理のない範囲でイーサリアムとの付き合い方を広げていけます。慣れ親しんだアプリで暗号資産の世界に踏み出せるのは、これから始めたい人にとって心強い選択肢のひとつといえるでしょう。



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